〜諦める前に知っておくべき現実的な対処法〜

就労ビザの相談で、実は非常に多いのが
「会社がビザのことに非協力的で困っている」
というケースです。

「書類を出してくれない」
「よく分からないから自分でやってと言われた」
「忙しいから後回しにされている」

こうした状況に直面すると、
「もうこの会社ではビザが取れないのでは?」
と不安になる方も多いでしょう。

ですが、会社が非協力的=即アウトではありません。
正しい考え方と対処法を知っていれば、道はあります。


なぜ会社は就労ビザに非協力的なのか?

まず理解しておきたいのは、
会社側が悪意を持っているとは限らない、という点です。

よくある理由は以下の通りです。

  • 就労ビザの手続き自体をよく知らない
  • 書類作成が難しそうで面倒
  • 過去に外国人を雇った経験がない
  • 「個人の問題」と考えている

特に中小企業では、
ビザ申請の経験が一度もない
というケースも珍しくありません。


会社が最低限協力すべき書類とは?

就労ビザ申請では、
どうしても会社からしか出せない書類があります。

代表的なものは:

  • 会社案内・パンフレット
  • 登記事項証明書
  • 決算書(直近1期分)
  • 雇用契約書
  • 業務内容説明書

これらが一切出ない場合、
本人だけで申請を完結させるのは
現実的にかなり厳しいのが実情です。


「全部任せる」は逆効果になることも

よくある失敗例が、
「全部自分でやるので、会社は何もしなくていい」
と伝えてしまうケースです。

一見、会社に配慮しているように見えますが、
実際には以下の問題があります。

  • 業務内容の説明に説得力が出ない
  • 会社側の責任が不明確になる
  • 入管から追加資料を求められやすい

就労ビザは
本人と会社の共同申請に近い性質
を持っていることを忘れてはいけません。


会社に協力してもらうための現実的な伝え方

会社にお願いするときは、
「ビザを取らないと働けない」
という一点をシンプルに伝えるのが効果的です。

例えば:

「在留資格の手続き上、
会社の書類がないと就労が継続できません」

「もし不許可になると、
契約自体が続けられなくなります」

会社のリスクも含めて説明することで、
理解を得られるケースは多いです。


行政書士を入れると状況が変わる理由

会社が非協力的な場合こそ、
行政書士が間に入ることで状況が改善することがあります。

理由は明確です。

  • 専門家が説明することで会社が安心する
  • 書類の負担を最小限にできる
  • 会社側の質問にも直接対応できる

「専門家が窓口になる」
というだけで、
会社の心理的ハードルは大きく下がります。


それでも協力が得られない場合の選択肢

残念ながら、
どうしても協力が得られない会社も存在します。

その場合、考えられる選択肢は:

  • 転職を視野に入れる
  • 在留資格の変更を検討する
  • 在留期限に余裕があるうちに次を探す

感情的に我慢し続けるより、
自分の在留資格を最優先に考える
ことが大切です。


まとめ|会社任せにせず、早めの行動を

就労ビザは
「会社がやってくれるもの」
と待っているだけでは進みません。

  • 会社の事情を理解する
  • 正しく説明する
  • 必要なら専門家を頼る

この3つを意識するだけで、
状況は大きく変わります。

不安を感じた時点で、
早めに動くことが
在留資格を守る最大のポイントです。