「結婚しているのに不許可」にならないために知っておくべきこと

配偶者ビザは「結婚していれば更新できる」と思われがちですが、
実務上、更新時に不許可になるケースは決して少なくありません。

初回許可は出たのに、
更新で突然ストップがかかる――
これは入管実務ではよくある話です。

この記事では、
配偶者ビザ更新時に必ず確認されるポイントと、
不許可を避けるための具体的な注意点を解説します。


配偶者ビザ更新で見られる3つの核心ポイント

更新審査では、主に次の3点が見られます。

  1. 婚姻の継続性・実態
  2. 生計の安定性
  3. 日本での在留状況・法令遵守

初回申請よりも、
「その後どう生活しているか」が重視されます。


① 夫婦関係は本当に継続しているか

同居しているかが最重要

更新時に最も重視されるのは
現在も夫婦として同居・生活しているか です。

  • 住民票が別
  • 単身赴任・別居状態
  • 実家に戻っている

こうした場合は、
理由説明ができないと不利になります。


別居している場合の注意点

別居=即不許可ではありません。
ただし、

  • なぜ別居しているのか
  • いつから・いつまでか
  • 夫婦関係は継続しているか

理由書で丁寧に説明 する必要があります。

説明がないまま申請すると、
「実体のない婚姻」と判断されやすくなります。


② 収入・生活は安定しているか

更新でも収入審査は厳しい

配偶者ビザでは、
日本人配偶者または世帯全体の収入が見られます。

目安としては、

  • 年収300万円前後以上
  • 継続的な収入がある

ことが望ましいです。


よくあるNGパターン

  • 無職期間が長い
  • 収入が極端に少ない
  • 税金の未納がある

特に 住民税の未納 は非常に厳しく見られます。


収入が少ない場合の対処法

  • 世帯収入で説明する
  • 貯金があることを示す
  • 家族からの支援を説明する

など、
補足説明を加えることでカバーできる場合もあります。


③ 在留状況・ルールを守っているか

オーバーステイ・資格外活動に注意

  • 在留期限を過ぎていないか
  • 許可のない就労をしていないか

は必ず確認されます。

特に注意したいのが、

  • 留学→配偶者への変更直後
  • 資格外活動の時間超過

過去の違反がある場合は、
更新で不利になる可能性があります。


更新時に提出する主な書類

一般的には以下の書類が必要です。

  • 在留期間更新許可申請書
  • 住民票
  • 課税・納税証明書
  • 夫婦の写真
  • 質問書

初回より簡略化されることもありますが、
状況次第で追加資料を求められます。


写真・質問書は更新でも重要

「更新だから不要」と思われがちですが、
夫婦関係に不安がある場合、

  • 写真の追加提出
  • 質問書の再提出

を求められることがあります。

日常生活が分かる写真を
定期的に残しておくことが大切です。


更新前に必ず確認したいチェックリスト

  • 同居している
  • 収入・税金に問題がない
  • 在留ルールを守っている
  • 書類に矛盾がない

1つでも不安がある場合は、
事前に対策を立てることが重要です。


まとめ|更新は「実績」を見られる審査

配偶者ビザの更新は、

  • 結婚の事実
    ではなく
  • 結婚生活の実績

を見られる審査です。

「何も問題ないはず」と思っていても、
書類の出し方ひとつで結果が変わることもあります。

不安がある場合は、
更新前に専門家へ相談することで
不許可リスクを大きく下げることができます。