収入基準と見落としがちな注意点を徹底解説

「年収はいくらあれば永住が取れる?」
「税金を払っていれば大丈夫?」

永住申請で最も多い質問が、
年収と納税に関するもの です。

ただし、永住申請には
明確な金額基準は存在しません。

この記事では、
実務で使われている目安や、
不許可になりやすいポイントを詳しく解説します。


① 永住申請に「年収の公式基準」はない

入管は、

「この金額以上なら必ずOK」

という基準を公表していません。

代わりに見られるのは、

  • 日本で安定して生活できるか
  • 将来も継続した収入が見込めるか

という 総合判断 です。


② 実務上の年収目安

あくまで目安ですが、
実務では次の水準が一つの判断材料になります。

単身の場合

  • 年収300万円前後以上

配偶者・家族がいる場合

  • 2人世帯:350〜400万円以上
  • 3人世帯:400〜450万円以上
  • 4人以上:さらに上乗せ

※ 地域・生活費・家族構成によって変動します。


③ 見られるのは「金額」だけではない

年収が高くても、
次のような場合は注意が必要です。

  • 転職直後で勤続が短い
  • 契約社員・派遣で不安定
  • 業績が不安定な会社

永住申請では、

安定性・継続性

が非常に重視されます。


④ 納税状況は「超重要ポイント」

提出が求められる主な証明書

  • 住民税の課税証明書
  • 納税証明書
  • 所得証明書

通常、
直近5年分程度 をチェックされます。


よくある不許可原因

  • 住民税の未納・遅延
  • 国民年金の未加入
  • 健康保険料の未納

「少し遅れただけ」
でも、
履歴として残っていると不利 になります。


⑤ 年金・保険は「加入」だけでなく「支払」が重要

  • 加入している
  • でも支払っていない

この状態は
未加入と同じ評価 になります。


後払い・まとめ払いはOK?

申請前にまとめて支払っても、

  • 過去の未納期間
  • 支払遅延の履歴

が残っていると、
マイナス評価になる可能性があります。


⑥ 配偶者の収入は合算できる?

原則:合算は可能

夫婦で生活している場合、

  • 配偶者の収入
  • 世帯全体の安定性

も考慮されます。


ただし注意点

  • 主たる生計者が誰か
  • 本人収入が極端に少ない場合

は、
説明が必要になります。


⑦ 自営業・経営者の場合の注意点

経営者・フリーランスの場合、

  • 売上ではなく「所得」
  • 事業の継続性
  • 赤字決算の有無

が厳しく見られます。


⑧ 年収が足りない場合の対策

  • 申請時期をずらす
  • 在留期間を延ばす
  • 収入が安定してから申請
  • 説明書で補足

無理な申請は不許可リスクが高い ため、
タイミングが非常に重要です。


まとめ|数字より「生活の安定性」が鍵

永住申請では、

  • 年収の金額
  • 納税・年金・保険
  • 将来の生活見込み

を総合的に見られます。

「金額は足りていそうだけど不安」
「過去に未納がある」

そんな場合は、
申請前の確認が成功のカギ です。